エゾムカシヨモギ Erigeron acer var. acer

2024.10.2 更新

エゾムカシヨモギ

分類
キク科 ムカシヨモギ属
植生環境
亜高山 高山
開花時期
8-9月 草地 礫地
地域
北海道 東北 中部(静岡・愛知・岐阜を除く)
特記
 -
特徴
丈は15-55cm、茎には白毛が見られます。根生葉はサジ形で有柄、茎葉は下部では3.5-9.5cmの倒披針形で有柄、中部以上では線状長楕円形で柄はなく、いずれも茎を抱き、両面に白毛が見られます。
頭花は散房状、若しくは円錐状に付き、直径1-1.5cm、総苞は太い筒形で総苞片は線状披針形で3列、白毛が見られます。
備考
エングラー : キク科
類似種
ムカシヨモギ : 総苞に白毛はない。
ホソバムカシヨモギ : 葉は線状披針形、頭花は小さい。
ヒロハムカシヨモギ : 茎に密に毛があり、下部の葉は広倒披針形で長さ~18cmと大きい。
撮影地
2009.8 北ア・白馬岳  他

エゾムカシヨモギ

丈は~50cmくらい、頭花は散房状、若しくは円錐状に付きます。 (2009.8 北ア・白馬岳)


エゾムカシヨモギ

頭花は1.5cmほど。咲き進むと舌状花は赤味を帯びることが多い。総苞は太い筒形、総苞片は3列で毛が多く見られます。 (2015.8 山梨県北岳)


エゾムカシヨモギエゾムカシヨモギ

左 果期。冠毛は汚白色~帯赤色。 (2015.8 山梨県北岳)
右 中部以上の茎葉では線状長楕円形、無柄で茎を抱きます。茎とともに白毛が多く見られる。 (2015.8 山梨県北岳)


エゾムカシヨモギ

下部の茎葉では倒披針形で有柄。 (2015.8 山梨県北岳)