フジアザミ Cirsium purpuratum
(品種) シロバナフジアザミ

2024.9.19 更新

フジアザミ

分類
キク科 アザミ属
植生環境
山地 亜高山 高山
開花時期
8-10月 砂地 ガレ地
地域
東北~中部
特記
 -
特徴
他のアザミとは比べものにならないくらい巨大な花を咲かせるアザミです。
丈は50-100cm、花期にも根生葉があり、長さ20-60cmの長楕円形で羽状中裂し、裂片間が狭く、鋭い刺があり、クモ毛が見られます。茎葉は茎を深く抱きます。茎葉は小さい。
頭花は下向きで大きく、径6.5-8.5cm、基部に2-4個の苞葉が付きます。総苞は碗形、赤味を帯び、総苞片は12列前後、縁に小さな刺があり、先端は大きく開出して反り返ります。腺体はありません。
中部山岳周辺では、葉の刺々しくないもの見られます。白花はシロバナフジアザミと呼ばれます。
備考
エングラー : キク科
類似種
 
撮影地
静岡県富士山  長野県伊那市  小谷村(シロバナフジアザミ)

フジアザミ

頭花がとても大きなアザミ。丈は1mくらいまでと低いが、茎も太く全体としてがっしりとした印象。根生葉は大きいが茎葉はあまり目立たない。 (2008.11 静岡県富士山)

フジアザミ

頭花は大きいもので径8cmに達する。総苞片の縁には小さな刺が多数あります。 (2008.11 静岡県富士山)

フジアザミ

根生葉は花期にもあり、大きいものでは長さ70cmに達します。茎葉は茎を抱く。いずれの葉も羽状に深裂し、裂片間は密着、裂片の縁も鋭い鋸歯状、刺も鋭く長い。 (2008.10 静岡県富士山)

(異型)

フジアザミ

頚城・北ア・南アの広い範囲で見られる型。葉に刺々しさがない。テマリフジアザミとの中間的なものなのだろうか? (20014.9 長野県伊那市)


(品種) シロバナフジアザミ f. albiflorum

シロバナフジアザミ

白花品。ここではまとまって複数見られた。 (2018.10 新潟県妙高市)