カガノアザミ Cirsium kagamontanum
エチゴヒメアザミ Cirsium echigomontanum nom. nud.

カガノアザミ Cirsium kagamontanum

カガノアザミ

分類
キク科 アザミ属
植生環境
山地
開花時期
8-10月 沢沿い
地域
カガノアザミ : 新潟~京都
エチゴヒメアザミ : 新潟~福井
特記
 -
特徴
丈は1-2m、茎は細く、上部で分枝し、側枝は広角度で伸びます。葉は30cmほどの長楕円形で、質は薄く、羽状に粗く中裂し、基部は茎を抱きます。花期に根生葉はありません。
頭花は小型で長い柄の先に下向きに付き、総苞は狭筒形でクモ毛があります。総苞片は11-12列でほとんど開出せず、外片は卵形で短い。 腺体は中片と内辺にあって楕円形でよく粘るものをカガノアザミ、腺体が発達せず線形でほとんど粘らないものをエチゴヒメアザミと呼ぶ。
付記
学名の nom. nud. は裸名を意味する。
備考
エングラー : キク科
類似種
 
撮影地
2015.9 新潟県糸魚川市

カガノアザミ

頭花は長い柄の先に付き、小型、下向きに咲く。 (2015.9 新潟県糸魚川市)

カガノアザミ

頭花は下向き、総苞は狭筒形。総苞片はふつう11-12列程度、腺体は狭楕円形で粘る・・・写真のものは典型ではないようで、片は少なく、腺体も少し細めで、エチゴヒメアザミに寄っているかもしれない。 (2015.9 新潟県糸魚川市)

カガノアザミ


エチゴヒメアザミ C. echigomontanum nom. nud.

エチゴヒメアザミ

カガノアザミから1km弱海側と、あまり離れていない場所にあったものです。標高差は約100-200mくらいだと思います。 カガノアザミとは外観的な差異はあまりないようですが、総苞片の腺体の発達が異なり、本種は発達が悪く、線形でほとんど粘らないとされます。 (2015.9 新潟県糸魚川市)


エチゴヒメアザミ