キソアザミ Cirsium fauriei

2024.9.24 更新

キソアザミ

分類
キク科 アザミ属
植生環境
亜高山 高山
開花時期
8-9月 草地 林縁
地域
北ア中南部 御岳 中ア
特記
 -
特徴
外観はタテヤマアザミによく似ています。
丈は0.4-1m、茎は上部で分枝します。葉は10-30cmの楕円状卵形~狭卵形で6-8対に羽状中~深裂し、基部は茎を抱きます。花期に根生葉はありません。
頭花は枝先に単生するか少数付き、長柄があって横向きに咲きます。総苞は鐘形~碗形でクモ毛があり、片は6-7列、斜上・反曲します。腺体は中片と内片にあり、よく粘ります。
備考
エングラー : キク科
類似種
タテヤマアザミ : 総苞片に腺体はなく粘らない。
撮影地
2006.10 北ア・穂高岳  他

キソアザミ

北ア亜高山帯以上では中・南部で見られるアザミ。北部にあるタテヤマアザミと外観はほぼ同じだが、本種の総苞は粘る。とはいえ、片が開出しているのでちょっとわかりにくい。 (2007.8 北ア・穂高岳)

キソアザミ

頭花は横向き、総苞は鐘形~椀型、片は6-7列で斜上・反曲。 (2007.8 北ア・穂高岳)

キソアザミ

中編に腺体が見られる。 ※木曽駒のもので本種で間違いないと思われるが、総苞片の開出が短く、典型ではないと思われる。 (2016.9 中ア・木曽駒ケ岳)

キソアザミ

葉は羽状中~深裂。基部は茎を抱きます。 (2007.8 北ア・穂高岳)