シナノトウヒレン Saussurea tobitae


シナノトウヒレン

分類
キク科 トウヒレン属
植生環境
亜高山
開花時期
8-9月 草地
地域
長野
特記
 -
特徴
丈は25-70cm、下部の茎葉は長卵形~広卵形で粗い鋸歯があり、鋭鋭頭、基部は心形で翼のある柄があり、茎の翼に続きます。花期に根生葉は見られない。
頭花は3-9個が散房状に密に付き、総苞は鐘形、片は6列で外片は広卵形、先は尾状に伸びてやや斜開するものが多い。
異説
セイタカトウヒレンとヤハズヒゴタイの自然交雑種(Saussurea x tobitae)との考えもある。 
備考
エングラー : キク科
類似種
セイタカトウヒレン : 総苞片9列で先は三角状で圧着。
撮影地
2010.8 長野県霧ヶ峰

シナノトウヒレン

頭花は雰囲気はセイタカトウヒレンに似ていますが、総苞片の列数が明らかに少なく、裂片の先が少し伸びて開出する。総苞全体の形も丸っこく、赤みも少ない。写真はまだ雑種とされていた時期に撮影したもの。 (2010.8 長野県霧ヶ峰)

シナノトウヒレン

茎には幅広い翼が見られました。 (2010.8 長野県霧ヶ峰)

< 私見> 雑種とする場合、近年の分類に従えば、セイタカトウヒレン x タカネヒゴタイ が妥当と思われるがどうだろうか? ヤハズヒゴタイは富士周辺に限られるが、タカネヒゴタイは北八ヶ岳にもある。