シナノトウヒレン (または交雑種)

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
丈は25-70cm、下部の茎葉は長卵形~広卵形で粗い鋸歯があり、鋭鋭頭、基部は心形で翼のある柄があり、茎の翼に続きます。花期に根生葉は見られない。
頭花は3-9個が散房状に密に付き、総苞は鐘形、片は6列で外片は広卵形、先は尾状に伸びてやや斜開するものが多い。

 従来およびY-Listではセイタカトウヒレンヤハズヒゴタイの自然交雑種と言われましたが、日本の野生植物では独立種とされています。

 

2017.2.26 作成
  • 全体
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  • 花2

シナノトウヒレン-全体

全体の姿は少し寸詰まりのセイタカトウヒレンのような感じ。
(2010.8 長野県霧ヶ峰)

シナノトウヒレン-全体2

写真判定のため記憶は定かではありませんが、丈の小さなものも点在して
そこそこまとまりがあったように覚えています。(2010.8 長野県霧ヶ峰)

シナノトウヒレン-花

雰囲気はセイタカトウヒレンに似ていますが、片の列数が明らかに少なく、
総苞全体の形も丸っこい。(2010.8 長野県霧ヶ峰)

シナノトウヒレン-花2
総苞片の形はセイタカトウヒレンに良く似て広卵形ですが、先が短く尖って開出気味。
花色もセイタカトウヒレンほどにはに赤くない。
片5-6列はヤハズヒゴタイと同じ。(2010.8 長野県霧ヶ峰)

シナノトウヒレン-葉

茎には幅広い翼が見られました。
(2010.8 長野県霧ヶ峰)