ノブキ Adenocaulon himalaicum

2024.10.8 更新

ノブキ

分類
キク科 ノブキ属
植生環境
里 山地
開花時期
8-10月 湿った林内 林縁
地域
全国
特記
 -
特徴
夏の終わり頃に森でよく見られる花。
丈は50-80cm。葉は幅11-22cmの三角状腎形で、裏には毛が密生、柄は盾状に付き、10-20cmで狭い翼があります。
頭花は円錐状に付き、中心部に両性花、まわりに雌花があり、総苞は半球形で片は5-7個。果実は放射状に伸びて先端に腺体があり粘ります。
備考
エングラー : キク科
類似種
 
撮影地
2022.9 福島県棚倉町  他

ノブキ

上部の小さい葉の葉腋から総状花序を鋭角的に伸ばす。全体として細い円錐花序。 (2007.9 長野県上高地)

ノブキ

まわりにあるのは雌花で7-11個。中央に集まっているのは両性花ですが、結実しない。 (2008.9 東京都高尾山)

ノブキ

結実するのは雌性花だけ。先のほうに腺体が見られます。中央の丸い部分に両性花が付いていた痕跡が見られます。 (2014.9 神奈川県箱根町)

ノブキ

葉は名のごとく一見ではフキに似ていますが、三角状腎形で先が少し尖ります。葉柄に狭い翼が見られます。 (2014.9 神奈川県箱根町)