アメリカオニアザミ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
丈は1.5m前後、葉は羽状深裂し、両面に短い綿毛があり、葉裏脈上には長い白毛が密生します。縁には鋭い刺があり、葉面にも見られます。葉は茎を抱かない。茎には翼があり、翼には歯牙があって刺も見られます。根生葉は花期には見られません。
頭花は枝の先に1-3個付き、径3-4cm、総苞が卵状球状で大きく、総苞片は20列以上、先端は鋭い刺となって開出します。

 

2017.7.21 更新
  • 全体
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  • 葉2
  • 葉3
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  • 芽出し
  • よもやま

アメリカオニアザミ-全体

自然があふれる海岸に沿って走る国道の脇でも見られました。
(2017.7 青森県深浦町)

アメリカオニアザミ-全体2

在来種では類似のない姿、総苞が大きくて目立ちます。
(2016.6 千葉市)

アメリカオニアザミ-全体3

よく分枝して多数の花が付きます。
(2020.6 千葉県四街道市)

アメリカオニアザミ-花

総苞片は20列以上あり、先端は開出、クモ毛が見られます。
(2016.6 千葉市)

アメリカオニアザミ-蕾

(2016.5 千葉市)


アメリカオニアザミ-葉

茎葉は羽状に深裂し、長い刺が見られます。
(2016.5 千葉市)

アメリカオニアザミ-葉2

葉面にも無数の小さな刺が見られます。在来種では見られない特徴。
(2015.9 千葉市)

アメリカオニアザミ-葉3

葉裏には白毛があり、特に脈には長い毛が密生しています。
(2015.9 千葉市)

アメリカオニアザミ-葉4

根生葉。花期には見られませんが、茎が伸びなかった若い株で見られました。
(2015.9 千葉市)

アメリカオニアザミ-茎

葉は茎に流れ、葉から続く翼があり、歯牙があって刺もあります。
(2016.5 千葉市)

アメリカオニアザミ-芽出し

新たに芽吹いた株。長さ5cmほどで裂けず、葉面の刺が顕著。
(2016.10 千葉市)


ここに描かれているアザミは本種。15世紀後半にスコットランド王ジェイムズ3世が
この花を国花と定めたそうです。(日本スコットランド交流協会ホームページより)