マミガサキアザミ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
(一部観察による記述)
丈は1.5mほど、中部以上でやや鋭角的に分枝し、葉が細長く、狭披針形で縁が歯牙状、厚みがあって固く、基部は茎を抱きます。葉裏はやや白い。
頭花は上向きで小型、総苞は狭筒形、総苞片は10列前後、細くて長く、先端は開出して反曲します。内片に腺体がある。

 

2017.10.1 更新
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マミガサキアザミ-全体
前年(全体2の写真)に懲りて、ハサミ持参で20-30分かけて、ヤブに埋もれていたものを
丁寧に掘り出しました。最初は上部20cmくらいが見えていただけで、
いろんなツルを外すのがホント、大変だった。(2015.9 山形市)

マミガサキアザミ-全体2

クズのツルを丹念にほどいてがんばった時の写真。でもここまでが限界でした。
前の写真(2015.9)と同じ株。(2014.9 山形市)

マミガサキアザミ-全体3

頭花は小型で上向き。中部以上で鋭角的に分枝していました。
(2014.9 山形市)

マミガサキアザミ-花

総苞片は細長く、中片と外片は開出して反曲します。
(2015.9 山形市)

マミガサキアザミ-花2
撮影年は違いますが、花1の写真と同じ場所にあった、おそらく同じ株の頭花。
この総苞だけを見ると、マルモリアザミに似ている気がする。両種は同じダキバヒメアザミ亜節。その距離わずか50km、蔵王山で隔てられている。(2014.9 山形市)

マミガサキアザミ-花2

総苞片は10列のようでした。内片に小さな腺体が見られましたが、
あまりネバリは感じられなかった。(2015.9 山形市)

マミガサキアザミ-葉

葉は狭披針形で固く、ゴワゴワした感じ、常緑照葉樹の葉のような感じもします。
藪の中に沈んでいた葉とは思えない。縁は不規則な歯牙状。(2014.9 山形市)

マミガサキアザミ-葉2

葉裏はやや白い。
(2015.9 山形市)

マミガサキアザミ-茎

中部以下の葉はやや茎を抱きます。
(2015.9 山形市)

国立科学博物館のアザミDBに掲載の写真は、本サイトのものより総苞片の開出部分が小さい。

本サイトのものは、それ以外の部分の多くは一致しており、撮影地も標本採取地(若しくは至近の場所)と思われますので、典型ではないものの、本種の範疇ではないかと思っております。

以上をご承知の上、ご判断下さい。