ノハラアザミ / シロバナノハラアザミ / (型)クルマアザミ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
夏から秋に見られるアザミで最も良く見るアザミの1つ。
丈は0.5-1m、希に2m、根生葉は花期にも残り、25-40cmで羽状深裂し、中肋が赤味を帯びます。茎葉は狭楕円形~狭倒卵形で上部ほど小さく、基部は茎を抱きます。
頭花は長い花茎に1-3個上向きに付き、総苞は1.5-2cmの鐘形。総苞片は11-12列で先が短い刺となって斜上します。腺体はない。
頭花の下に苞葉が車状に数枚付くものはクルマアザミと呼ばれますが、分類上は分けません。

 

2021.10.8 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 葉2
  • シロバナノハラアザミ
  • 同・花
  • クルマアザミ
  • 同・花
  • 同・葉

ノハラアザミ-全体

ノアザミに代わって、夏~秋にかけて野でよく見るアザミ。上部の葉が小さいのも特徴。
(2014.9 新潟県 旧・妙高高原町)

ノハラアザミ-全体2

(2008.10 千葉市)


ノハラアザミ-花

頭花は2-3個まとまって付くことがよく見られます。
(2015.9 千葉市)

ノハラアザミ-花2

総苞は釣鐘型で粘らない。
(2008.10 千葉市)

ノハラアザミ-花3

総苞片は11-12列、短く斜上し、クモ毛が見られます。
(2015.9 千葉市)

ノハラアザミ-花4

腺体があるように見えるもの。が、痕跡的なもので、粘らない。
(2016.9 千葉市)

ノハラアザミ-茎

茎葉は茎を抱きます。
(2015.9 千葉市)

ノハラアザミ-葉

一番下は根生葉で、花期にも残ります。
(2015.9 千葉市)

ノハラアザミ-葉

毛の多いもの。
(2007.9 長野県湯の丸高原)

シロバナノハラアザミ

(f. albiflorum)
(2021.10 千葉市)

シロバナノハラアザミ-花

(2021.10 千葉市)


クルマアザミ-全体

頭花の下に苞葉が車状に数枚付くものはクルマアザミと呼ばれますが、
分類上はノハラアザミに含めます。(2006.10 茨城県筑波山)

クルマアザミ-花

苞が車状に付きます。
(2017.11 千葉県 旧・成東町)

クルマアザミ-葉

根生葉は花期も残ります。
(2006.10 茨城県筑波山)