オカダイコン

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
丈は30-150cm、茎は直立するか短く匍って立ち上がります。葉は対生し、8-12対あり、葉身は10-30㎝の卵形~広卵形で20-30対の鋸歯があり、5-10cmの柄があります。
頭花は上部の葉腋から伸びた柄に数個ずつ付き、総苞は球形で片は2列、基部で合着します。小花は30個前後とやや多い。種子ははじめ黒色で、乾いても表面は平滑
見分けの付きにくいヌマダイコンは、種子に腺が多く、乾くと表面がイボ状のかさぶた状になる。

 

2017.10.23 更新
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オカダイコン-全体

林縁に群れていたもの。
(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-全体2

林縁に群れていたもの。
(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-全体3

前の写真から少し離れた道ばたにあったもの。
(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-花

花は葉腋から出た柄の先に数個ずつ付く。
(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-花2

ヌマダイコンより小花が多いと聞きますが、写真ではよくわからない。
30個は楽にありそうですが・・・。(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-花3

総苞片は基部で合着しています。
(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-実

(2017.10 千葉県鴨川市)


オカダイコン-実2

採取2時間後の種子の状態。ほぼ平滑です。微突が見られますが、
これは腺から出た分泌物。ヌマダイコンに比して少ない。(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-実3

種子の先端には先が3-5裂した腺体が付き、
これが動物などにくっついて種子を散布するようです。(2017.10 千葉県鴨川市)

オカダイコン-実4

2日間乾燥させた種子。腺の痕跡は見られましたが、
かさぶた状・イボ状にはなっていませんでした。(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-葉

大きな株では、葉は12対ほどありました。写真は下から10対までで、
葉腋から花序が分枝する上2対は写っていない。(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-葉

中間部の葉。葉は卵形~広卵形で先は鋭頭、基部は円形でくさび状に柄に続きます。
(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-葉3

上部の葉は小さい。
(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-葉4

葉裏脈上に毛が認められました。
(2017.9 千葉県鴨川市)

オカダイコン-茎

茎はややざらついていましたが、はっきりとした毛は確認できなかった。
(2017.9 千葉県鴨川市)

疑義が残ったため、10月に改めて種子を採取して確認しましたが、同様の結論になりました。

2017年の千葉県絶滅危惧リストではヌマダイコンは"C"、オカダイコンは"D"と新たに追記されていることがわかり、千葉県内ではオカダイコンのほうが多く見られるようです。