アゼトウナ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
伊豆以西では、ワダンに代わり本種が見られます。
根茎状の短い茎の先に根生葉が付き、その葉腋から側枝を横に伸ばし、10cmほど立ちあがります。根生葉はロゼット状で3-10cmのしゃもじ形~狭長倒披針形、先は鈍頭、縁には小さな鋸歯、基部は柄状で厚みがあります。側枝の葉はやや密に付き、倒卵形~倒披針形で円頭で基部は細まって柄状。
側枝は上部で多少分枝し、頭花はその枝先に密な散房状に付き、径1.5cm、花が終わると下を向く。主茎はのびず、花は付かない

 

2020.3.11 更新
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  • 葉2
  • 葉3
  • 葉4
  • 初夏
  • 初夏2

アゼトウナ-全体

海岸の岩場のあちこちで見掛けました。
(2011.11 静岡県下田市)

アゼトウナ-全体3

岩場の平坦部には少なく、傾斜部分などで多く見られました。
(2014.10 静岡県下田市)

アゼトウナ-全体2
中央の根生葉から放射状に側枝が伸びて、
その先が立ち上がって花序を付けます。根生葉からは上には伸びず、花序も付かない。
花期に根生葉が失われていることも多いそうです。(2014.10 静岡県下田市)

アゼトウナ-茎

横に伸びるのが側枝。この茎は途中からも分枝して立ち上がり花序を付けていました。
(2014.10 静岡県下田市)

アゼトウナ-全体4

花序を付けるのは側枝の先端部。
(2014.10 静岡県下田市)

アゼトウナ-花

側枝の上部で多少分枝し、頭花はその枝先にまとまって付きます。
花と蕾は上を向き、終わった花は下を向いています。(2011.11 静岡県下田市)

アゼトウナ-花2

総苞片は内片が目立ち、7-8個ある。外片は小さく1-2列。
(2015.11 静岡県南伊豆町)

アゼトウナ-葉

根生葉。この上には花は付かない。
(2017.11 静岡県下田市)

アゼトウナ-葉2

根生葉はやや肉厚で基部は柄状になり、しゃもじ形~狭長倒披針形。先は鈍頭。
不規則なこぶ状の鋸歯が見られます。(2014.10 静岡県下田市)

アゼトウナ-葉3

茎葉は倒卵形~倒披針形。先が円頭になるのも根生葉と異なる。
(2015.11 静岡県南伊豆町)

アゼトウナ-葉4

茎葉の葉裏。非常に短い毛があって、全体に白い。
(2015.11 静岡県南伊豆町)

アゼトウナ-茎

側枝の茎の上部。
(2015.11 静岡県南伊豆町)

アゼトウナ-春

前年の枯れた側枝が残っています。
(2020.3 静岡県下田市)

アゼトウナ-初夏

中央のロゼットから茎を四方に伸ばしていました。この茎の上部に花が付く。
(2017.6 静岡県下田市)

アゼトウナ-初夏2

この時期に見られた根生葉は花期と異なり、羽状に裂けているものがありました。
(2017.6 下田市)