キキョウ Platycodon grandiflorus

2025.7.9 更新

キキョウ

分類
キキョウ科 キキョウ属
植生環境
開花時期
7-9月 草地
地域
全国
特記
絶滅危惧2類
特徴
丈は0.5-1m、ほとんど分枝しないか、上部で枝を分ける。葉は互生だが、対生することも輪生することもあり、4-7cmの狭卵形で先は鋭頭、縁に鋭い鋸歯がある。
花は茎頂に数個付き、紫色、時に白色、花冠径4-5cm、5浅裂、はじめ5つの雄しべは直立(雄性期)、次第に開出、その後に花柱は5裂(雌性期)する。
花壇などに植えられるものと全く一緒ですが、花壇のものは花が付くと倒れやすいが、自生のものは茎ががっしりして自立していることが多い。
付記
秋の七草の「あそがほ」は本種とする説が有力。
備考
エングラー : キキョウ科
類似種
 
撮影地
2013.8 山梨県

キキョウ

園芸に用いられるものと同じですが、自生のものは野生だけにがっしりしているものが多い。 (2012.7 青森県)


キキョウ

雄しべは5、花柱の先は雌性期に5裂します。萼も先端が5裂で先がするどく尖っていました。 (2014.7 岩手県)


キキョウ

右 : 雄性期 雄しべ5個は直立している。葯の裂開時まではほぼ花柱に沿っている。
左 : 雌性期 雄しべは花冠の底まで倒れ、花柱先端が5裂する。 (2008.8 長野県白馬村)


キキョウ

果実は長さ1cmほどの倒卵形。熟すと先が開いて種子をこぼす。 (2025.7 千葉市) <植栽>


キキョウ

葉は狭卵形、やや革質。 (2014.7 岩手県)