エゾノハクサンイチゲ / (型) イチリンハクサンイチゲ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
ハクサンイチゲの近縁で北半球の周極地方に分布する種。
花茎はハクサンイチゲ同様15-40cm、ハクサンイチゲと比べて、葉先があまり尖らず、裂ける数も少なく、且つ浅く、裂片の幅が広いものです。
果柄は花後もあまり伸びず4-8cmで短い。
東北南部は両種が混在している地域があり、両種の違いもわかりにくく感じます。

 

2016.1.5 更新
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  • 参考
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  • イチリンハクサンイチゲ
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  • 同3
  • 同・花

エゾノハクサンイチゲ-全体

東北の高山の初夏を代表する花。
(2018.6 山形県月山)

エゾノハクサンイチゲ-全体

咲き始め。
(2006.6 山形県月山)

エゾノハクサンイチゲ-全体3

(2018.6 山形県鳥海山)


エゾノハクサンイチゲ-花

花はハクサンイチゲと同じです。
(2018.6 山形県月山)

エゾノハクサンイチゲ-花2

雄しべは多数。
(2015.7 山形県月山)

エゾノハクサンイチゲ-花3

(2018.6 山形県月山)


エゾノハクサンイチゲ-花4

花柄には毛が密生。時に写真のように萼が部分的に紫色を帯びます。
(2018.6 山形県月山)

エゾノハクサンイチゲ-実

(2015.7 山形県月山)


エゾノハクサンイチゲ-葉

ハクサンイチゲ
に比べて、葉の先端が尖らず、裂片の幅が広く、鋭さに欠けます。
小葉には柄があります。(2006.6 山形県月山)

エゾノハクサンイチゲ-葉2

根生する葉。長柄があり、3出複葉で更に2-3裂、更に裂けます。
(2015.7 山形県月山)

エゾノハクサンイチゲ-葉3

葉裏脈上、縁、葉柄などに毛が見られる。
(2018.6 山形県月山)

エゾノハクサンイチゲ-葉4

上部の葉は柄がなく、4輪生状に付きます。茎や葉裏には長い毛が多い。
(2015.7 山形県月山)

エゾノハクサンイチゲ-全体2
ここのものはハクサンイチゲと言われることが多く迷います。
幅は太く、裂け方も浅く、花柄も短いので本種の要件は整っているように
感じるのですが・・・。(2011.6 宮城県南蔵王)

エゾノハクサンイチゲ-参考・葉
参考の写真の葉。本種にしては先が尖っているようにも見えなくもない。
でも全体から受ける印象はハクサンイチゲのような鋭さは感じられない。
(2011.6 宮城県南蔵王)

イチリンハクサンイチゲ-全体

花が1輪だけのものはイチリンハクサンイチゲ、またはチョウカイイチゲと呼ばれますが、分類上はエゾノハクサンイチゲに含まれます。(2006.6 山形県月山)

イチリンハクサンイチゲ-全体2

1輪しか咲かない以外はエゾノハクサンイチゲと同じ。
(2018.6 山形県月山)

イチリンハクサンイチゲ-全体3

(2009.7 山形県月山)


イチリンハクサンイチゲ-花

(2018.6 山形県月山)