ハルカラマツ / マルミノハルカラマツ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
栃木県北部を中心に狭い範囲に分布しているカラマツソウです。
丈は0.5-1m、茎はあまり分枝せず、横に広がりません。葉は2-3回3出複葉。小葉は1.5-3.5cmで先が切形、浅く3裂します。
花は散房状に付き、径8mm、小花柄は1cm以下、花糸は先が棍棒状に膨らみ葯より太い。萼は早落性。
果実は普通8本の稜が見られますが、ないものもあり、マルミノハルカラマツと呼びます。

 

2016.7.10 更新
  • 全体
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  • マルミノハルカラマツ?

ハルカラマツ-全体

水辺や湿地などで見かけます。全体としてあまり分枝せず、すっきり整った印象。
(2010.7 栃木県)

ハルカラマツ-全体2

図鑑では丈は1mくらいまでとありますが、それ以上のものも見かけました。
(2010.7 栃木県)

ハルカラマツ-全体3

(2010.7 栃木県)


ハルカラマツ-全体4

果期。花序の柄が短いので、こんな感じに見える。
(2016.7 栃木県)

ハルカラマツ-花

葯は花糸より細い。
(2010.7 栃木県)

ハルカラマツ-葉

葉は2-3回3出複葉。小托葉はありません。
(2010.7 栃木県)

ハルカラマツ-葉2

小葉の先は切形で、3裂します。
(2010.7 栃木県)

ハルカラマツ-葉3

葉裏。やや脈が浮き出ていました。
(2010.7 栃木県)

ハルカラマツ-葉4

小葉裏の拡大。微細な腺毛のようなものはなく、無毛のようです。
(2016.7 栃木県)

ハルカラマツ-実
マルミノハルカラマツ(f. levicarpum) かもしれない果実。基準種には8本の稜が入るが、本種にはない。但し熟すと稜が浮き出てくるので、この段階では何とも言えない。(2016.7 栃木県)