キツネノボタン

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
ケキツネノボタンに比べると茎が細くて全体に貧弱な感じです。
丈は30-50cm、茎はほぼ無毛に近い。葉は1回3出複葉で下部ではさらに3中裂し、小葉の先端は鈍頭。根生葉もほぼ同様で幅5-10cm、小葉柄は少し短く、柄は長い。
花は径1cm、萼は有毛、集合果はほぼ球形で1cm。
良く似たヤマキツネノボタンは茎に斜上する毛が多く見られます。

「日本の野生植物」では基準種であるヤマキツネノボタンに本種を含め、且つ統合後の和種名は「キツネノボタン」を採用した。

 

2016.6.15 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 葉2

キツネノボタン-全体

ケキツネノボタンのように茎葉が茂る感じにはなりません。
(2016.6 長野県大桑村)

キツネノボタン-全体2

(2016.6 長野県大桑村)


キツネノボタン-全体3

(2010.7 群馬県・武尊山)


キツネノボタン-花

花は1-1.5cmと小さい。
(2016.6 長野県大桑村)

キツネノボタン-葉

葉は3出複葉、小葉は3裂します。先端の尖りは鈍い。
(2016.6 長野県大桑村)

キツネノボタン-葉2

葉裏。微毛が見られました。
(2016.6 長野県大桑村)

キツネノボタン-茎

茎には上部では多少毛が見られることもありますが、中部以下はほぼ無毛。
(2016.6 長野県大桑村)