コキツネノボタン

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
河川の氾濫原などで見られる植物。
丈は25-60cm、全体に粗い開出した毛が見られます。根生葉と下部の茎葉は2回3出複葉で葉身は4-8cm、最終裂片は線状倒披針形。上部の茎葉は3全裂~深裂。いずれも両面に伏毛が見られます。
花は1cmで花弁と萼はほぼ同長。集合果は長楕円状球形
良く似たケキツネノボタンは、葉の最終裂片が3出複葉の3裂で最終裂片の幅が広く、集合果が球形をしています。花期も1カ月以上早い。

 

2018.12.3 更新
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  • 葉3
  • 早春

コキツネノボタン-全体

一見、ケキツネノボタンに似ていますが、葉の裂片が細く、見られる場所は限られます。
(2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)

コキツネノボタン-全体2

(2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)


コキツネノボタン-全体3

(2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)


コキツネノボタン-花

集合果が高く盛り上がっているだけでなく、雄しべが少ないように感じました。
(2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)

コキツネノボタン-実

集合果は長い楕円状の球体。ケキツネノボタンは球形なので、これで区別すると容易。
(2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)

コキツネノボタン-葉

茎の中間部付近の茎葉。1-2回3出複葉で、最終裂片は細い。
(2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)

コキツネノボタン-葉2

根生する葉。2回3出複葉で長柄があり、最終裂片は細い。
(2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)

コキツネノボタン-葉3

葉表にも毛が多く見られます。
(2017.5 栃木県渡良瀬遊水地)

コキツネノボタン-茎

茎には開出する毛が多く見られます。
(2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)

コキツネノボタン-早春

(2015.3 茨城県牛久市)