マンセンカラマツ

top

キンポウゲ科 Ranunculaceae
カラマツソウの変種。
丈は30-120cm、葉は3-4回3出複葉で先端は更に浅く裂けます。托葉は大きく、小托葉も目立ちます。
花は枝先に複散房状に付き、果実は10個以下、倒卵形で、先端は尖らず、切形となります。
良く似たカラマツソウは、果実は10-16個、楕円形で、先端が鈍頭。

 

2017.7.8 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 全体4
  • 花2
  • 実2
  • 葉2
  • 葉3
  • 葉4
  • <参考>

マンセンカラマツ-全体

カラマツソウに比して丈の大きなものが多いようです。
(2017.7 栃木県 旧・栗山村)

マンセンカラマツ-全体

5月だというのにもう咲いていて、果実も出来ているものもありました。
カラマツソウより少し早いのかも知れない。(2015.5 青森県八戸市)

マンセンカラマツ-全体3

(2012.7 青森県八戸市)


マンセンカラマツ-全体4

(2016.5 岩手県岩泉町)


マンセンカラマツ-花

(2012.7 青森県八戸市)


マンセンカラマツ-花2

花は径1cm、花糸は先端が少し太い。萼片は早落。
(2015.5 青森県八戸市)

マンセンカラマツ-実

若い果実。不稔のものも含めて6-8個程度でした。まだ花柱が残っていて
この頃は「先が尖らない」という特徴はよくわからない。(2015.5 青森県八戸市)

マンセンカラマツ-実2

成長した果実。花柱が落ちると、先が尖らない様子がはっきりしてくるようです。
(2015.6 岩手県岩泉町)

マンセンカラマツ-葉

葉は3-4回3出複葉、小葉は2-3cm。
(2015.5 青森県八戸市)

マンセンカラマツ-葉2

小托葉は大きく、小葉ごとにもあり、よく目立ちます。
(2015.5 青森県八戸市)

マンセンカラマツ-葉3

下部では、葉の基部は鞘状になることが多い。
(2017.7 栃木県 旧・栗山村)

マンセンカラマツ-葉4

小葉裏。腺毛は見られません。
(2017.7 栃木県 旧・栗山村)

マンセンカラマツ-参考

これも本種ではないかと思うもの。果実は確認していませんが、
やや大きめの托葉、小托葉がこの写真でもわかります。(2011.7 群馬県榛名山)