トウゴクサバノオ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
沢沿いなど、やや湿ったところに多く、小さい、でも清楚で可愛らしい花です。
丈は10-20cm、最初の茎葉は小葉が3-5個からなる複葉で対生し、頂小葉は広卵形~倒卵形、基部はくさび型で長い小葉柄があります。2番目以降の葉は小さい。
花は対生する葉1対に1個ずつ付き、6-8mmくらいであまり平開しない。花弁に、見えるものは萼、その内側に見える黄色ものが花弁で柄があります。

 

2017.4.24 更新
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トウゴクサバノオ-全体

丈は20cm以下、花は6-8mmです。
(2008.4 東京都高尾山)

トウゴクサバノオ-全体2

株立ちになります。
(2017.4 東京都高尾山)

トウゴクサバノオ-全体3

(2014.4 茨城県 旧・桂村)


トウゴクサバノオ-全体4

(2008.4 東京都高尾山)


トウゴクサバノオ-花

通常、萼片は黄色みを帯びるようですが、咲き始めなどは
赤みを帯びるものもあるようです。(2008.4 東京都高尾山)

トウゴクサバノオ-花2

愕の外側はふつうほんのり赤みを帯びます。
(2015.3 茨城県 旧・真壁町)

トウゴクサバノオ-花3

黄色いハート形のものは花弁です。
(2014.4 茨城県 旧・桂村)

トウゴクサバノオ-花4

雄しべの数が少ないもの。
(2016.4 東京都高尾山)

トウゴクサバノオ-花5

花弁には蜜腺があり、基部には柄があります。
(2017.4 東京都高尾山)

トウゴクサバノオ-実

果実はふつう2個で竹とんぼのような姿。
(2008.4 東京都高尾山)

トウゴクサバノオ-葉

茎葉は対生し、複葉で小葉は3-5個。頂小葉には長い小葉柄があり、側小葉は短く、
上部の葉ではほとんどない。写真は上部のもの。(2014.4 茨城県 旧・桂村)

トウゴクサバノオ-葉2

葉には短柄があり基部は膨らみます。3出の側小葉の小葉柄は短く、頂小葉の小葉柄は長い。基部に托葉のような膜質のものがありました。(2015.3 茨城県 旧・真壁町)

トウゴクサバノオ-葉3

2つ目の花の基部に付く茎葉は小さく、単葉で3深裂や3全裂のものが多いようでした。
左上が1つ目の花。(2017.4 東京都高尾山)

トウゴクサバノオ-葉4

根生葉は3小葉で側小葉は2-3裂することが多い。
(2015.3 茨城県 旧・真壁町)

トウゴクサバノオ-葉5

根生葉の基部。鞘状に拡がっていました。
写真は早春のもので、矢印は伸び始めたばかりの茎。(2017.3 千葉市)

トウゴクサバノオ-葉6

(2015.3 茨城県 旧・真壁町)


トウゴクサバノオ-茎

葉腋から更に茎が伸びて小さな葉を2枚付け、そこから次の花柄が伸びます。
その葉は3小葉又は3深裂のことが多い。茎に4稜があります。(2017.4 東京都高尾山)

トウゴクサバノオ-早春

春に見られた根生葉。ふつう2-3枚あり、長柄があって基部は鞘状。
(2017.3 東京都高尾山)