ケキツネノボタン Ranunculus cantoniensis

2024.9.12 更新

ケキツネノボタン

分類
キンポウゲ科 キンポウゲ属
植生環境
開花時期
3-7月 耕作前の田んぼ 休耕田 湿地
地域
全国
特記
 -
特徴
春の田んぼでおなじみの花。
丈は40-60cm、キツネノボタンとイメージが違い、茎が太くてがっしりしており、よく分枝して茎や葉柄に開出する粗い毛が見られます。葉は1回3出複葉で小葉は3裂し、欠刻状の粗い鋸歯が見られます。最終裂片は狭楕円形。
花は1-1.5cmで、萼には開出した毛が見られます。果実は球形で先端が曲がらないか、曲がってもわずか。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
コキツネノボタン : 葉が3出複葉で更に2-3回3出状に付けて最終裂片が細く、果実は長楕円状球形、花期も1カ月以上遅い。
撮影
2016.3 千葉市  他

ケキツネノボタン

花期はタガラシより1-2週間遅く、半日陰では遅くまで見られます。秋にも花が見られることがある。 (2015.4 千葉市)


ケキツネノボタン

花は径1-1.5cm、花弁も萼片も5枚。雄しべは多数。中央は多数の花柱を持つ集合果。 萼の外側には毛が多く、花柄にも上向きの毛が見られます。 (2016.3 / 2014.3 千葉市)


ケキツネノボタン

葉は1回3出複葉、更に3裂で、最終裂片は狭楕円形、小葉柄には開出した毛がある。 (2015.4 千葉市)


ケキツネノボタン

茎や葉柄にも開出した毛が多い。 (2015.4 千葉市)