コキツネノボタン Ranunculus chinensis

2024.9.12 更新

コキツネノボタン

分類
キンポウゲ科 キンポウゲ属
植生環境
開花時期
5-6月 草地
地域
北海道 岩手 群馬 栃木 千葉 山梨
特記
絶滅危惧2類
特徴
河川の氾濫原などで見られる植物。
丈は25-60cm、全体に粗い開出した毛が見られます。根生葉と下部の茎葉は2回3出複葉で葉身は4-8cm、最終裂片は線状倒披針形。上部の茎葉は3全裂~深裂。いずれも両面に伏毛が見られます。
花は1cmで花弁と萼はほぼ同長。集合果は長楕円状球形。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
ケキツネノボタン : 葉の最終裂片が3出複葉の3裂で最終裂片の幅が広く、集合果が球形をしています。花期も1カ月以上早い。
撮影
2014.5 栃木県渡良瀬遊水地

コキツネノボタン

咲き始めの頃。 (2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)


コキツネノボタン

砲弾型の集合果がわかりやすい特徴、葉もよく切れ込んでいます。 (2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)


コキツネノボタン

果実はよりはっきり違いが現れ、長楕円状球形。 (2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)


コキツネノボタン

根生葉と下部の茎葉は1-2回3出複葉で最終裂片は細く柄があります。上部の茎葉は3全裂~深裂でほぼ無柄。葉表に短い毛が多く見られます。 (2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)


コキツネノボタン

葉軸、葉柄、茎などには開出した毛が目立つ。 (2014.5 栃木県渡良瀬遊水地)