オキナグサ Pulsatilla cernus


オキナグサ

分類
キンポウゲ科 オキナグサ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-5月 日当たりの良い草地
地域
本州以南
特記
絶滅危惧2類
特徴
園芸用としても販売されていますが、れっきとした日本の野草です。
丈は30-40cm、開花時は10-15cm、全草に長い毛が多く生えています。根生葉は2回羽状複葉、小葉は卵形で更に深裂し、長柄があります。茎葉は3輪生で無柄、最終裂片は線形。
花は茎頂に1つだけ付き、下向きに咲き、長さ2-3cm、平開しません。花弁はなく萼片6枚、萼片の外側は長い毛が密生し、内側はエンジ色。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
ツクモグサ : 高山植物で花期は6月。花は淡黄色で上向きに咲く。
撮影
2016.3 栃木県  他

オキナグサ

全草に開出した長い毛が密生します。 (2016.3 栃木県)


オキナグサ

花は茎頂に1つで長さ2-3cm、やや下向きに咲く。花弁に見えるものは萼片で外側に長毛が蜜に見られます。 (2016.3 栃木県)


オキナグサ

萼片は6つ、内側には毛はない。 (2016.3 栃木県)


オキナグサ

果期に見られた葉。根生葉は2回羽状複葉。茎葉は3輪生で無柄。いずれも毛はだいぶ少なくなっていました。 (2009.5 長野県A)