シナノキンバイ Trollius shinanensis

2024.9.12 更新

シナノキンバイ

分類
キンポウゲ科 キンバイソウ属
植生環境
高山
開花時期
7-9月 屋や湿った草地
地域
中部以北
特記
 -
特徴
ハクサンイチゲと並びアルプスのお花畑の代表花。
丈は20-80cm、葉は光沢があり、円心形で径4-13cmで3全裂し、側裂片は2深裂、更に中~深裂し、裂片には欠刻状の鋭い鋸歯があります。下部の葉には長柄があり、上部は短いかなく、裂け方も単純。
花は茎頂に1-2個付き、径3-4cm、花弁に見える萼は黄橙色で5-7枚、花弁は線形で濃い橙色で雄しべより短い。
異論
Trollius japonicus
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
キンバイソウ : 丈は40-80cmと大きく、花は茎頂に2-3個、花弁は雄しべより長い。
撮影
2012.7 南ア・北岳  他

シナノキンバイ

高山で同所的にミヤマキンポウゲが見られますが、一番上の茎葉が披針形にならないことで見分けられます。花も大きい。 (2008.7 北ア・白馬岳)


シナノキンバイ

花は茎頂に1-2個付き、径3-4cm、花弁に見える萼片は5-7個。 (2008.7 北ア・白馬岳)


シナノキンバイ

濃いオレンジ色に見えるものが花弁で線形、雄しべより短い。花弁に見えるのは萼片なので、その裏面には何もない。 (2008.7 北ア・白馬岳)


シナノキンバイ

根生葉や下部の茎葉には長柄があり、3全裂で側小葉は更に2深裂。上部の茎葉は柄がないかごく短く、茎を抱きます。 (2014.8 中ア・木曽駒ケ岳)