シラネアオイ Glaucidium palmatum
(品種) シロバナシラネアオイ

2024.9.13 更新

シラネアオイ

分類
キンポウゲ科 シラネアオイ属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
5-7月 草地
地域
北海道 東北 北関東北西部 中部の日本海側
特記
 -
特徴
積雪地の亜高山帯などで見られる花で、人気のある花でもあります。
丈は15-30cm、根生葉は1枚で長柄があり、掌状に5-11裂、更に浅く裂け、裂片の先は鋭く尖り、不揃いな鋸歯が見られます。茎葉はふつう3枚で下の2枚は柄があり、掌状に裂けますが、上の1枚は無柄で深く裂けず、重鋸歯状。
花は頂生し、直径10cm近くあり、花弁に見える萼片は4枚。花柱は2つで基部が合着しU字状で圧毛に覆われています。
白花品もありシロバナシラネアオイと呼ばれます。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
 
撮影
2017.6 群馬県谷川岳  他

シラネアオイ

積雪地の山の遅い春の代表花。 (2014.6 秋田県森吉山)


シラネアオイ

茎葉はふつう3つ。下の2つは掌状に分裂して有柄、上の1つは掌状中~浅裂で無柄。  (2011.6 宮城県蔵王山)


シラネアオイ

花弁に見えるのは萼片で4つ。花弁はなく、雄しべは多数、雌しべ2、基部は合着。 (2008.5 新潟県妙高市 / 2014.6 秋田県森吉山)


シラネアオイシラネアオイ

左 : 花の基部。花弁に見えるのは萼片なので、その下には何もない。 (2014.6 秋田県森吉山)
右 : 果実は袋果で2つが合着している。   (2017.7 青森県西目屋村)


シラネアオイ

根生葉は1つで長柄があり、掌状に5-11裂。 (2008.5 新潟県妙高市)


(品種) シロバナシラネアオイ f. leucanthum

シロバナシラネアオイ

白花品はシロバナシラネアオイと呼ばれます。写真のものは僅かにピンクですが・・・。 (2014.6 秋田県森吉山)