ツルキツネノボタン Ranunculus hakkodensis


ツルキツネノボタン

分類
キンポウゲ科 キンポウゲ属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
6-8月 水流沿い 林内の湿地
地域
東北 中部
特記
 -
特徴
キツネノボタンに似ていますが、茎が地を匍います。
丈は10-25cm、茎や葉柄に上向きの粗い毛が見られます。根生葉は3出複葉で幅2-3cm、長柄があります。茎葉も3出複葉で下部の茎葉はさらに深裂することはありますが、中・上部では浅裂。
花は1.5cmほどで花弁5は狭倒卵形、萼片も5。
花が終わると茎が倒れて1m近く地を匍います。
異論
(新)日本の野生植物では葉は3全裂~深裂とされていますが、明瞭な小葉柄があり、従来見解である3出複葉としました。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
ヤマキツネノボタン(キツネノボタン) : 茎は直立または斜上。
撮影
2017.5 青森県白神山地  他

ツルキツネノボタン

茎が横に長く伸び、やがて倒れて地を匍います。 (2015.5 青森県八甲田山)


ツルキツネノボタン

花は葉腋に付き、径4-8mm、花弁5は狭倒披針形、萼も5。 (2015.5 青森県八甲田山)


ツルキツネノボタン

葉は1回3出複葉、小葉は更に2-3裂し、基部に小葉柄が見られます。 (2015.5 青森県八甲田山)