アズマイチゲ Anemone raddeana
(品種) オクノアズマイチゲ


アズマイチゲ

分類
キンポウゲ科 イチリンソウ属
植生環境
山地
開花時期
3-5月 落葉樹林内 林縁
地域
全国
特記
 -
特徴
早春に咲く清楚な花。
丈は15-20cm、茎葉は柄があって3輪生し3出複葉で小葉には鋸歯があり、多くは小葉柄もあって、柔らかくて先がしなだれるような感じになります。根生葉は1-2回3出複葉で側小葉は更に2全裂、更に深く裂けます。
花は3-5cm、花弁はなく、萼片は8-13枚、基部付近は少し紫色を帯びます。
花柄や葉柄に長毛が密生するものは、オクノアズマイチゲ(シラゲウラベニイチゲ)と呼ばれます。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
キクザキイチゲ : 茎葉の小葉が羽状に深裂る。
撮影
2011.4 山梨県忍野村  他

アズマイチゲ

この仲間では最も花期が早く、暖地では3月上旬頃には咲き出します。 (2011.4 山梨県忍野村)


アズマイチゲ

花径は3-5cmと大きく、花弁に見える萼片は8-13個、基部に濃い紫色をした部分があります。 (2011.4 山梨県忍野村)


アズマイチゲ

茎葉は3個が輪生、3出複葉で深く裂けることはほとんどありません。 柔らかく、先が垂れているのも特徴です。 (2009.3 東京都高尾山)


アズマイチゲ

根生葉。2回3出、または1回3出の2-3全・深裂。1回目の3出の小葉には小葉柄があります。 (2009.3 東京都高尾山)


(品種) オクノアズマイチゲ f. raddeana

アズマイチゲ