ヒメイワダレソウ Phyla nodiflora var. minor

2023.5.14 更新

ヒメイワダレソウ

分類
クマツヅラ科 イワダレソウ属
植生環境
開花時期
7-9月? 道ばた  公園  草地
地域
外来種 (南米原産)
特記
 -
特徴
イワダレソウの変種で外来種。リッピアの名で知られ、土木工事の土留め等グランドカバーに用いられて、近年各地に逸出しています。
茎が地を匍って拡がり、葉は対生、倒卵形で上半に鋸歯があり、先端は丸い。
葉腋から柄を伸ばし、円柱状の花序を付けます。花は在来のイワダレソウより花冠裂片が大きい唇形花、下唇中央裂片に黄色い斑が見られます。
備考
エングラー : クマツヅラ科
類似種
イワダレソウ : 砂地の海岸で見られ、花径2mmと小さく、花冠に斑はない。
撮影地
2019.6 千葉市  他

ヒメイワダレソウ

グランドカバーとして利用されることが多く、川沿いや田んぼ脇、農道脇などにしばしば逸失して見られるようになりました。 (2019.6 千葉市)


ヒメイワダレソウ

イワダレソウより花冠裂片が大きく、特に下唇中央裂片が大きいようです。黄色い斑があるのもイワダレソウとの違い。 (2023.5 千葉市)


ヒメイワダレソウ

茎は地を匍い、節から初根して広がるところはイワダレソウと同じ。葉はイワダレソウより少し薄く、倒卵形で上半に鋸歯がある。 (2019.6 千葉市)