カラスノエンドウ (ヤハズエンドウ) Vicia sativa subsp. nigra
(品種) シロバナヤハズエンドウ


カラスノエンドウ

分類
マメ科 ソラマメ属
植生環境
開花時期
3-6月 草地
地域
東北以南
特記
 -
特徴
市街地でも春に普通に見られる花。
ツル性植物で茎は最大1.5mに達します。葉は8-16枚の偶数羽状複葉で小葉は2-3cmの狭倒卵形、先端は巻きひげとなり、3裂します。托葉は三角状で2裂し、大きい裂片中央に黒い蜜腺があります。
花は12-18mmの蝶形花で葉腋に1-3つ付きます。萼裂片は萼筒より短い。果実は広線形で3-5cm。
白花はシロバナヤハズエンドウと呼びます。
備考
エングラー : マメ科
近似種
オオヤハズエンドウ : 花が大きく1.8-3cm、萼裂片が筒部より長い。
ホソバヤハズエンドウ : 小葉が広線形~狭長楕円形、幅2-4mm、先は凹まない
撮影地
2019.4 千葉市

カラスノエンドウ

アブラムシが付きやすく、気づかずに撮影してしまう失敗をたびたびやらかす。 (2014.4 千葉市)


カラスノエンドウ

花には短柄があり、葉腋に1-3個付きます。萼には毛があり、裂片は筒部より短い。葉の基部にあるのは托葉で、葉腋の左右に2つあり、三角状で大きな鋸歯があります。中央の部分に黒い蜜腺があります。 (2016.3 千葉市)


カラスノエンドウ

長さは4-5cmほど。 (2014.4 千葉市)


カラスノエンドウ

葉は8-16個の小葉からなり、先端のほうの小葉の先から巻きひげが伸びます。小葉は8-16枚。巻きひげは分枝します。 (2021.4 千葉市)


カラスノエンドウ

花色が淡色のもの (2013.3 千葉市)


(品種) シロバナヤハズエンドウ f. albiflora

カラスノエンドウ

花色が白色のもの (2013.4 千葉市)