ミヤコグサ Lotus corniculatus var. japonicus
(品種) ニシキミヤコグサ


ミヤコグサ

分類
マメ科 ミヤコグサ属
植生環境
海岸 里
開花時期
5-7月 草地 道ばた
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は10-40cm、茎は地を匍うか斜上します。葉は無柄の5小葉で小葉は狭倒卵形で幅3-10mm、うち基部の2小葉は托葉状に付く。
花は長さ10-16mm、葉腋から伸ばした柄に1-3輪ずつ付きます。花序の基部には3つの総苞が輪生状に付きます。萼裂片は筒部より長いか同長。果実は3.5cmの線形。
花色が変化するものはニシキミヤコグサと呼ばれます。
異論
葉は有柄の3小葉で、基部の2つは托葉とする考えもある。
備考
エングラー : マメ科
近似種
セイヨウミヤコグサ : 萼に毛があって筒部が裂片より長く、花序に付く花数が多い。
撮影地
2012.6 青森県五所川原市  他

ミヤコグサ

海岸では多くは本種のようですが、内陸部ではよく似たセイヨウミヤコグサも多く進出しています。 (2007.9 長野県白馬村)


ミヤコグサ

花柄に花は2-3輪のものが多いようです。竜骨弁2個は中央で合着しています。ふつう萼には毛はなく、裂片は筒部より長く、上2裂片は接近します。 (2006.7 山形県鶴岡市 / 2013.6 秋田県羽後本庄市)


ミヤコグサ

豆果は2-3.5cm、種子は20個前後。 (2013.6 秋田県羽後本庄市)


ミヤコグサ

葉は無柄の5小葉。上部の3小葉は倒卵状楕円形で長さ5-20mm、基部の2小葉は三角状卵形。 (2016.6 千葉県館山市)


(品種) ニシキミヤコグサ f. versicolor

ニシキミヤコグサ

花色が黄色→橙色に変化するものです。 (2011.5 千葉県館山市)