ミヤコグサ / ニシキミヤコグサ

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マメ科 Fabaceae
マメ科 Legminosae
丈は10-40cm、茎は地を匍うか斜上します。葉は無柄の5小葉で小葉は狭倒卵形で幅3-10mm、うち基部の2小葉は托葉状に付く。
花は長さ10-16mm、葉腋から伸ばした柄に1-3輪ずつ付きます。花序の基部には3つの総苞が輪生状に付きます。萼裂片は筒部より長いか同長。果実は3.5cmの線形。
花色が変化するものはニシキミヤコグサと呼ばれます。
良く似た外来種のセイヨウミヤコグサは、萼筒部が裂片より長く、花序に付く花数が多い。

 

2018.5.16 更新
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  • 花・実
  • 花2
  • 葉2
  • ニシキミヤコグサ
  • 同・2
  • 同・花

ミヤコグサ-全体

南関東で見られるミヤコグサの多くは本種のようです。
海岸付近で群生している姿をよく見ます。(2010.7 千葉県館山市)

ミヤコグサ-全体

多くは花が2つずつしか付かないのでやや花が少ない感じがします。
(2013.6 秋田県 旧・本荘市)

ミヤコグサ-全体3

群生していたので見慣れたセイヨウミヤコグサかと思いましたが、本種でした。
後ろはシロツメクサ。(2012.6 青森県 旧・市浦村)

ミヤコグサ-全体2

よく似た仲間が多いので、萼などの確認は不可欠。多くは花が2つずつしか付かないので
やや花が少ない感じがします。(2007.9 長野県白馬村)

ミヤコグサ-花・実

(2006.7 山形県・旧羽黒町)


ミヤコグサ-花

花柄に花は2-3輪のものが多いようです。竜骨弁2個は中央で合着しています。
(2013.6 秋田県 旧・本荘市)

ミヤコグサ-花2

萼の裂片は筒部の2倍以上、上2裂片は接近します。
(2013.6 秋田県 旧・本荘市)

ミヤコグサ-実

若い果実。
(2013.6 秋田県 旧・本荘市)

ミヤコグサ-葉

葉は無柄の5小葉。上部の3小葉は倒卵状楕円形で長さ5-20mm。
(2007.6 千葉市)

ミヤコグサ-葉

基部の2小葉は三角状卵形。これを托葉と見る考え方もある。
(2016.6 千葉県館山市)

ニシキミヤコグサ-全体

(f. versicolor)ふつうのミヤコグサと一緒に見られます。
花色が黄色から朱色に変化する。(2016.6 千葉県館山市)

ニシキミヤコグサ-全体2

このあたりではごくふつうに見られます。
(2018.5 千葉県館山市)

ニシキミヤコグサ-花

花は次第に橙色に変わります。
(2011.5 千葉県館山市)