クズ Pueraria lobata subsp. lobata

2024.7.11 更新

クズ

分類
マメ科 クズ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-9月 草地 荒れ地
地域
全国
特記
ICUN侵略的的外来種ワースト100 指定種
特徴
米国などで農業被害を出している日本発の害草。
ツルは10m以上伸びることもあり、樹木や電柱などに匍い上がります。葉は3小葉からなり、小葉は10-15cmの広卵形、先端は尖り、葉裏に白毛が多い。茎や葉柄には褐色の剛毛があります。
花は葉腋から伸びた柄に総状に付き、赤紫色で長さ18-20mm。果実は6-8cmの狭長楕円形で褐色の剛毛が密生します。
くず餅やくず湯でおなじみですが、現在、本当の葛粉を用いるのは希。
備考
エングラー : マメ科
近似種
 
撮影地
2007.8 長野県大町市  他

クズ

10m以上にもなる長く伸びたツルは様々なものを覆い尽くす厄介な植物。米国などでは侵略的外来種として知られ、一部地域では農業被害等も生じている。 (2023.9 千葉市)


クズ

花序は20cmほどになり、花は長さ15-20mm、旗弁の基部中央に黄色い斑があります。 (2014.7 岩手県久慈市)


クズ

花は長さ15-20mm、萼には伏毛があり、下側裂片は筒部の2倍長。 (2023.8 千葉市)


クズ

茶色い剛毛が多く見られます。  (2020.9 千葉県四街道市 / 2023.10 千葉市)


クズ

葉は3小葉からなり、小葉は10-15cmほどと大きい。 (2020.6 千葉市)


(虫こぶ)  クズハトガリタマフシ

クズ

葉に出来る虫こぶの1つ、クズハトガリタマフシ。クズトガリタマバエの仕業。左上は葉表から見た拡大、左下は葉裏から見た姿。 (2024.7 千葉市)