タヌキマメ Crotalaria sessiliflora

2022.11.3 更新

タヌキマメ

分類
マメ科 タヌキマメ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-9月 やや湿った草地
地域
東北以南
特記
 -
特徴
開花前後の蕾や果実の形を例えた名。
丈は20-70cm、全体に褐色の長い毛が見られます。葉は実質単葉で4-11cmの線形~狭卵形で、先は尖り、基部はほぼ無柄。托葉は線形。
花は葉腋に1-10cmの総状花序に2-20個付き、午後にポツポツと青紫色の花を咲かせます。萼は上2裂、下3裂し、外側に褐色の長い毛が密生します。花が終わると萼は閉じて果実を包み、長さ10-15mm。
備考
エングラー : マメ科
近似種
 
撮影地
2021.7 千葉県山武市  他

タヌキマメ

花はまばらで、午後に開花。丈は30-60cmほどで自立し、ツルは出しません。 (2022.9 千葉県山武市)


タヌキマメ

萼は上は2裂し、開花するとネコ耳っぽい。下は3裂で中央裂片だけ特に大きい。萼の毛は花の時期はベージュ、終わると次第に茶色に変化します。花が終わると萼は閉じる。 (2021.7 千葉県山武市)


タヌキマメ

上半分は既に豆果がはじけたもの。鞘も残っていなかった。下半分はまだ豆果が残っている。 (2022.11 千葉県山武市)


タヌキマメ

右:萼の間から豆果が見えている  左:豆果がはじけて種子散布したあと (2010.9 / 2022.11 千葉県山武市)


タヌキマメ

葉は4-11cmの線形。葉裏に剛毛が密生。ただし基部の葉は楕円形ですが、花期には失われていることが多い。 (2016.8 千葉県山武市)