ソナレマツムシソウ Scabiosa japonica var. littoralis


ソナレマツムシソウ

分類
スイカズラ科 マツムシソウ属
植生環境
海岸
開花時期
9-10月 草地
地域
千葉
特記
絶滅危惧2類
特徴
<参考> 丈が10-25cmの海岸に咲くマツムシソウ。
最近、三浦のものはアシタカマツムシソウに含められる考え方が主流ですが、一部の千葉県のものは葉面に毛がほとんどなく、厚みがあり強い光沢があること、総苞片が短くて太いことなどから本種に残しました。神奈川県の海岸のものは、アシタカマツムシソウ(海岸型)に掲載しました。
備考
エングラー : マツムシソウ科
類似種
 
撮影地
2020.10 千葉県

ソナレマツムシソウ

開花中の花茎は概ね10-15cm、果期に伸びて15-25cmくらい。 (2020.10 千葉県)


ソナレマツムシソウ

花だけ見るとマツムシソウやアシタカマツムシソウと区別できませんが、頭花はやや小さめ。総苞片は太く短い。全体に圧毛が見られますが、頭花の基部に毛が密生する部位が見られます。 (2010.10 千葉県)


ソナレマツムシソウ

茎葉。はじめは縁に少し毛が見られますが、その後なくなります。厚みがあり、強い光沢が見られます。 (2010.10 千葉県)


ソナレマツムシソウ

根生する葉。写真は花の付かなかった株のものですが、花を付けた株でも多少残っているものが多い。アシタカマツムシソウより裂け方が深く、毛も少ないですが、茎葉に比すと毛は多く、光沢も鈍い。 (2014.11 千葉県)