トガクシショウマ (トガクシソウ) Ranzania japonica


トガクシショウマ

分類
メギ科 トガクシショウマ属
植生環境
山地
開花時期
5-6月 林内の沢沿い
地域
東北・中部の日本海側
特記
準絶滅危惧
特徴
森の沢沿いの北向き斜面などでまとまって見られます。
丈は30-50cmほど、葉は長柄があり、3出複葉で2枚が対生します。小葉は円心形で掌状に中~浅裂します。
花は対生する2枚の葉の間から柄を伸ばすように見え、下を向いて咲きます。花弁に見えるのは内萼片で6枚、花弁は白く6枚で平開せず、雄しべに沿っています。外萼片3枚は早落します。果実は楕円形で白い。
1888年、日本人が初めて学名を付けた植物でもあります。
備考
エングラー : メギ科
類似種
 
撮影地
2011.6 福島県

トガクシショウマ

やや薄暗い沢沿いの北向き斜面に群生していました。30cm近く茎を伸ばして、葉、花を付けていました。 (2011.6 福島県)


トガクシショウマ

花柄は対生する葉の間から出るように見えますが、葉が出る場所より上にも茎が存在します。が、極端に節間が短く、このように束生して見える。 (2011.6 福島県)


トガクシショウマ

花弁に見えるピンク色のものは内萼片で、6枚。さらに外側に3枚の外萼片がありますが、早落。内側の白いものが花弁。 (2011.6 福島県)


トガクシショウマ

葉には長い柄があり、3出複葉、小葉は円心形で欠刻状に浅裂します。 (2011.6 福島県)