サンショウ Zanthoxylum schinifolium var. schinifolium

2023.10.25 更新

サンショウ

分類
ミカン科 サンショウ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-5月 明るい林内
地域
全国
特記
 -
特徴
丈が1-5mほどの落葉低木。雌雄別株。
葉柄の基部の両側には刺があります。葉は5-18cmの奇数羽状複葉で小葉は5-9対、1-3.5cmの卵状長楕円形~卵形で縁に波状の鋸歯があります。
花は枝先から伸びる円錐花序に付き、雄花の花被は5-9個で雄しべ5-9個、雌花の花被は7-8個で花柱2。果実は2つの分果に別れ、分果径5mm、赤く熟します。
参考
葉は木の芽として、果皮は粉山椒、七味に、雄花は佃煮、幹はすりこぎの材料になる。アゲハチョウの食草でもあります。
備考
エングラー : ミカン科
類似種
イヌザンショウ : 小葉の鋸歯が細かく浅い。花期は7-8月、果実は3分果で褐色に熟す。
撮影地
2010.4 千葉県鴨川市  他

サンショウ

雌株。雌花は地味で目立たない。葉は奇数羽状複葉で小葉は5-9対。Topの写真は雄株。 (2019.4 千葉市)


サンショウ

左:雄花序・・・雄花は雄しべ5  右:雌花序・・・雌花は2心皮で花柱2 (2007.4 茨城県筑波山 / 2019.4 千葉市)


サンショウ

果実は2分果に別れ、径5mm、裂開すると、楕円状球形で黒く光沢のある種子が1つ見られます。 (2023.10 / 2017.10 千葉市)