ゴゼンタチバナ Cornus canadensis


ゴゼンタチバナ

分類
ミズキ科 ミズキ属
植生環境
亜高山 高山
開花時期
6-7月 林床 林縁
地域
北海道~中部 奈良 愛媛
特記
 -
特徴
亜高山帯などでよく群生している姿を目にします。
葉は6輪生状(4輪生と対生が接近)で、花の付かないものは4輪生状(対生2対が接近)、長さ2-8cmの倒広卵形~菱状楕円形。
花は茎頂に4弁花に見える花序を1つ付けます。花弁に見える総苞片は4、中央に10-35個の花が密に付きます。
総苞片が緑色のものをミドリゴゼンタチバナと呼ぶことがありますが、開花直後は総苞片は緑色を帯びており、分けない。
備考
エングラー : ミズキ科
類似種
 
撮影地
2013.6 秋田県仙北市  他

ゴゼンタチバナ

花の付く株の葉は通常4輪生+1対、花の付かない株の葉は2対偽輪生。葉は広楕円形。 (2008.7福島県吾妻山)


ゴゼンタチバナ

花に見えるのは花序、茎頂から1本の花柄を伸ばして1花序が付きます。花弁様の総苞の内側にあるのが花で、10個以上あります。小花は花弁4、雄しべ4で、黒い子房から花柱が伸びています。 (2013.7 中ア・木曽駒ケ岳)


ゴゼンタチバナ

果実は径5-8mm。 (2009.8 長野県八ヶ岳)