アオキ Aucuba japonica var. japonica
(品種) アオバナアオキ / キミノアオキ / フイリアオキ

2023.11.8 更新

アオキ

分類
アオキ科 アオキ属
植生環境
里 山地
開花時期
3-5月 林内
地域
全国
特記
 -
特徴
草地 常緑低木で、いつも青々としているから名付けられたとか・・・。雌雄別株。
丈は1-2m、葉は上部にまとまって付き、8-25cmの卵状長楕円形、光沢があって先半分に粗い鋸歯があります。
花は枝先に円錐花序に付き、雌雄ともに径1cm、茶褐色で4花弁、雄花の雄しべは4で葯は淡黄色。秋に楕円球形の赤い実ができ、綺麗です。
花が白緑色のものはアオバナアオキ、果実が黄色いものはキミノアオキ、葉に斑が入るものはフイリアオキと呼ばれます。
備考
エングラー : ミズキ科
類似種
ヒメアオキ : 積雪地型で枝の基部が匍匐し、葉の鋸歯が浅い。
撮影地
2023.3 千葉市

ミズキ

雄花序。雌花序に先だって咲き、花序が大きい。 (2020.3 千葉市)


アオキ

雌株。雄花序に遅れて咲き始めます。花序が小さく雄花序に比して地味。 (2023.3 千葉市)


アオキ

雌花自体は雄花とほぼ同じ大きさ。花のすぐ下に子房がある。雄しべは退化して花糸もないようでした。 (2018.3 千葉市)


アオキ

果実は長さ1.5-2cmほどの楕円状球形。翌年冬にふつう赤熟します。 (2017.4 東京都高尾山)


アオキ

上半分に粗い鋸歯がある。 (2017.4 千葉市)


(品種) アオバナアオキ f. viridiflora

アオバナアオキ

花が白緑色のものはアオバナアオキと呼ぶ。 (2017.4 千葉市)


f3(品種) キミノアオキ f. luteocarpa

キミノアオキ

果実が黄色いものはキミノアオキと呼ぶ。 (2018.3 東京都高尾山)


(園芸品種) フイリアオキ 'Variegata'

フイリアオキ

葉に斑のあるものはフイリアオキと呼ぶ。 (2007.3 千葉市)


(虫こぶ) アオキミフクレフシ

フイリアオキ

アオキミタマバエが果実に寄生して出来た虫こぶ。いびつな形になったり、途中で成長を止めて小さかったり、一部の色が異なったりする。写真ではおそらく全部が虫こぶ。右上では出口らしき穴が見られた。 (2023.11 千葉市)