ハナイカダ Helwingia japonica subsp. japonica var. japonica

2025.6.24 更新

ハナイカダ

分類
ハナイカダ科 ハナイカダ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-6月 林内 沢沿い
地域
北海道南部以南
特記
 -
特徴
雌雄異株。
丈は1-3m、葉は3-16cmの広楕円形で先は尾状、基部は細まって柄に続きます。縁は細かな鋸歯があり、鋸歯の先端は芒状に尖ります。
花は葉の中央脈の中央付近に付き、雌株の花は1つ、時に2つ、雄株の花は2-5個付く。いずれも淡緑色で花弁は3-4個、雌花の花柱は3-4裂、雄花の雄しべは3-4個。果実は黒紫色に熟します。
備考
エングラー : ミズキ科
類似種
 
撮影地
2023.4 千葉市  他

ハナイカダ

雄株。花は葉の中央付近に2-5個ずつ付く。花が付く場所までの葉脈が太い。 (2023.4 千葉市)


ハナイカダ

花冠はふつう3-4裂、稀に5裂、花被片は反り返ります。雄しべは花被片と同数で花柱は退化している。  (2019.4 千葉市)


ハナイカダ

雌株。花はふつう1-2個ずつ、稀に3個付く。花が付く場所までの葉脈が雄株以上に太く感じる。葉は雌雄同じで広楕円形、先は尾状、細かな鋸歯があり、先は芒状。 (2023.4 千葉市)


ハナイカダ

雌花の花柱は花被片と同数に裂ける。 (2019.4 千葉市)


ハナイカダ

果実はふつう1-2個ずつ、稀に3個。球形に近く、径4-6mm、黒紫色に熟します。 (2017.8 千葉市 / 2025.6 千葉県四街道市)


ハナイカダ

雌株の葉裏。矢印の位置に果実が付いている。そこまでの葉脈はその先よりかなり太い。 (2018.5 千葉市)