モウセンゴケ

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モウセンゴケ科 Droseraceae
よく知られた食虫植物。高層湿原の植物にように思われがちですが、海岸近くでも見られます。
葉は全て根生し、葉身は0.5-1cmの卵状円形で基部が細まり、長い柄があります。
初夏から夏にかけて10-20cmの花柄を伸ばし、さそり花序を付けます。花は白の5弁花で径1-1.5cm、花弁には光沢があります。雄しべは4-5個、花柱は3個で先が2裂。

 

2017.7.20 更新
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モウセンゴケ-全体

(2015.7 青森県八甲田山)


モウセンゴケ-全体2

意外とどこにでもあり、人工的な公園などでも湿った草地の中に見られることがあります。
写真の一緒に写っているのはムラサキミミカキグサの蕾。(2015.7 青森県八甲田山)

モウセンゴケ-全体3

(2015.7 青森県八甲田山)


モウセンゴケ-花

さそり型花序です。
(2017.7 青森県八甲田山)

モウセンゴケ-花2

花は径1-1.5cm、雄しべ4-5。
(2007.7 千葉県・旧成東町)

モウセンゴケ-花3

花柱3つはそれぞれ基部付近で2裂。
(2017.7 青森県八甲田山)

モウセンゴケ-花4

萼は長楕円形で下に反曲していました。萼や柄には
ごく短い腺毛と思われる毛がありました。(2017.7 青森県八甲田山)

モウセンゴケ-実

(2014.9 新潟県妙高山)


モウセンゴケ-葉

葉面の腺毛は短くフチは長いようです。柄には
腺毛ではない開出する毛が見られました。(2013.6 青森県八甲田山)

モウセンゴケ-芽吹き

芽吹いたばかりの状態。葉は柄も含めて5mmに満たないので、立って見ると
私の目には赤い点にしか見えません。(2014.5 青森県八甲田山)

モウセンゴケ-葉2

芽吹いて少したったもの。このくらいになると普通に視認できる。
コモウセンゴケ
に比して柄が細く、幅は一定。(2013.4 千葉県 旧・成東町)