シロバナナガバノイシモチソウ Drosera makinoi

2024.8.16 更新

シロバナナガバノイシモチソウ

分類
モウセンゴケ科 モウセンゴケ属
植生環境
開花時期
7-8月 湿地
地域
関東 東海 九州
特記
絶滅危惧2類相当 ※
特徴
食虫植物。全体がそれほど大きくないので、不格好。
丈は長さ7-20cm、葉は長さ4-7cmの線形で、びっしり生えた長い腺毛で虫を捕らえます。柄にも短い腺毛が見られます。
花は葉と対生するように柄が伸びて3-10個付き、径1cm、白色、花弁はイシモチソウより幅がやや狭く長楕円形で、雄しべ5、花柱3で先が2裂。
付記
本種(白花)をナガバノイシモチソウ(赤花)の品種 (D. indica f. albiflora) とする見解もある。花以外で2つを区別できなないが、交配しないことが別種の根拠のようだ。
() 北海道・茨城のレッドデータのナガバノイシモチソウは本種を指すようだ。
備考
エングラー : モウセンゴケ科
類似種
ナガバノイシモチソウ : 愛知県の数か所に限って見られ、花色がピンク。花以外では外観で本種と判別できない。遺伝子研究から本種と異なる別種とされる。
撮影地
2013.7 千葉県山武市  他

シロバナナガバノイシモチソウ

葉は4-7cmあり、全体の丈に比してアンバランスな姿です。 (2019.7 千葉県山武市)


シロバナナガバノイシモチソウ

花は径1cm、さそり形花序に付きます。萼や柄にふつうの腺毛(捕虫用ではない)が密に見られる。 (2014.8 茨城県小美玉市 / 2017.7 千葉県山武市)


シロバナナガバノイシモチソウ

葉の腺毛。線形でも葉に裏表があるようで、表側の腺は短く密で、裏側の腺はそれより粗い間隔で長いようだ。 (2017.7 千葉県山武市)