ミズタビラコ Trigonotis brevipes var. brevipes


ミズタビラコ

分類
ムラサキ科 キュウリグサ属
植生環境
山地
開花時期
5-6月 渓流沿い
地域
東北以南
特記
 -
特徴
林内のやや薄暗い渓流沿いなどで地味に咲いています。
丈は10-40cm、葉は2-4cmの楕円形で両面に毛があってザラつき、先は鈍頭。柄がありますが、上部ではないこともあります。
花序はさそり花序で茎頂に付き、2-3分することも多い。花は2.5-3mmで淡青色。鱗片は白い。花が終わっても下を向かない。
変種コシジタビラコには分果に環状の付属体があり、そこで見分けます。似たツルカメバソウは、葉先が尖り、花が終わると果実は下を向く。
備考
エングラー : ムラサキ科
類似種
コシジタビラコ : 分果に環状の付属帯がある。
タチカメバソウ : 分果は下を向く。
撮影地
2016.5 新潟県柏崎市  他

ミズタビラコ

清水が染み出るような林縁でたくさん見られました。新潟県だから、日本海側だからコシジタビラコとは限らない。 (2019.6 新潟県十日町市)


ミズタビラコ

花序は2分し、それぞれがさそり花序。写真は咲き始め。 (2016.5 新潟県柏崎市)


ミズタビラコ

果実は下を向かない。よく似たコシジタビラコとの違いは、分果に環状の付属体が見られないことです。 (2017.9 新潟県十日町市)


ミズタビラコ

葉は楕円形、下部の葉は柄があり、上部の葉にはない。 両面に毛があり、ザラつくこと、果実が下を向かないことがタチカメバソウとの 簡単な見分け方です。 (2019.6 新潟県十日町市)