棚田の周囲の清水が染み出るような林縁でたくさん見られました。新潟県だから、日本海側だから
コシジタビラコとは限らない。(2019.6 新潟県 旧・松之山町)
花序は2分岐して、それぞれさそり型花序になる。
(2019.6 新潟県 旧・松之山町)
花期終盤・・・花序は長く伸びてビジュアル的にはいまいち・・・。
(2013.6 福島県北塩原村)
先端で2分します。花序が弓なりになっています。写真は咲き始め。
(2016.5 新潟県 旧・高柳町)
花径2.5-3mm。花色は淡い青。鱗片は白。
(2016.5 新潟県 旧・高柳町)
果実は下を向かない。よく似た
コシジタビラコとの違いは、
分果に環状の付属体が見られないことです。(2017.9 新潟県 旧・松之山町)
葉は楕円形、下部の葉は柄があり、上部の葉にはない。
両面に毛があり、ザラつくこと、果実が下を向かないことが
タチカメバソウとの
簡単な見分け方です。(2013.6 福島県北塩原村)
葉表。上向きに寝た毛が見られました。
(2016.5 新潟県 旧・高柳町)
葉裏。やや白く、写真では見にくいですが、表同様、全面に上向きの毛がありました。
(2019.6 新潟県 旧・松之山町)
茎には上向きの毛が見られました。
(2016.5 新潟県 旧・高柳町)
左:
コシジタビラコ 右:本種 微細な差ですが、
コシジタビラコは果実が異様に白っぽく見えるのに対して、本種は目立たないので、立ち位置でも区別出来ます。
(2015.1.20)
今回、過去の写真を見比べた結果、写真の福島県桧原村(裏磐梯地区)にはミズタビラコとその変種のコシジタビラコの両方があるようです。
私の見た自生地は檜原湖の東岸と西岸各1カ所で、東岸は2010年、西岸は2013年で時間も空いておりますが、西岸では本種が、東岸ではコシジタビラコが写されていました。
ただ撮影時は筆者には知識がなく、現地で気づくことは出来ませんでしたので、あくまでも写真判定です。
他の場所でも、両者が混生しているという話を聞いたことがありますので、今後、注意して確認してみたいと思っています。
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