タチカメバソウ

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ムラサキ科 Boraginaceae
林間を流れる小さな水流沿いなどでみかける事が多い花です。
丈は20-40cm。葉は全縁で3-7cmの卵形~広卵形、先が尖り、柄があります。基部に付く葉は長柄がありやや鈍頭。
花序は最初に2分し、それぞれサソリ花序になります。花は7-10mmで淡青~白、鱗片は淡黄色で内側が濃い。花が終わると下を向きます
良く似たツルカメバソウは、花序は2分せず、代わりに走出枝が出ます。ミズタビラコは葉の先が丸く、花が終わっても果実は下を向かない。

 

2016.6.2 更新
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タチカメバソウ-全体

沢沿いなどでよく見られます。
(2010.6 岩手県早池峰山)

タチカメバソウ-全体2

(2010.5 山梨県 旧・大和村)


タチカメバソウ-全体2

ちょっと異なる姿の咲き始め。このあたりはツルカメバソウが多く、本種は希で、
下部の葉が大きいものが多かった。(2016.4 岩手県岩泉町)

タチカメバソウ-全体4

花が終わると下を向きます。
(2011.6 福島県北塩原村)

タチカメバソウ-花

花茎は最初に2股に分かれ、それぞれは総状花序。
2回以上2股に分かれるものもあります。(2016.4 岩手県野田村)

タチカメバソウ-花2

花は7-10mm。色は淡青~白。
(2016.4 岩手県野田村)

タチカメバソウ-花3

萼は線状披針形、花柄や萼裂片には上向きの伏毛が見られました。
(2016.4 岩手県野田村)

タチカメバソウ-実

(2016.5 岩手県九戸村)


タチカメバソウ-葉

下部の葉。広卵形で長い柄があります。
(2016.4 岩手県岩泉町)

タチカメバソウ-葉2

下部の葉の葉表。
(2016.4 岩手県野田村)

タチカメバソウ-葉3

下部の葉の葉裏。
(2016.4 岩手県野田村)

タチカメバソウ-葉4

上部の葉。短柄があり、卵形~披針形。
(2008.5 長野県軽井沢町)

タチカメバソウ-葉5

始めに出てくる葉は先が尖らない。
(2011.6 福島県北塩原村)

タチカメバソウ-茎

上向きの毛が見られました。
(2016.5 岩手県九戸村)

タチカメバソウ-春

葉にくるまれて蕾が上がり始めていました。
(2016.4 山梨県 旧・河口湖町)