ツキミマンテマ Silene nocturna

2023.3.7 更新

ツキミマンテマ

分類
ナデシコ科 マンテマ属
植生環境
海岸 里
開花時期
4-5月 砂礫地 アスファルトやブロックの隙間
地域
外来種 (欧州原産)
特記
 -
特徴
(観察による記述)
丈は~50cm、茎は基部で分枝し、下部はやや匍うように伸びてから立ち上がり、中部で数回2分します。短毛が密にありますが、長毛はない。
下部の茎葉はやや青白く、ヘラ形~倒披針形でやや密に付き、中部以上の茎葉は2-5cmの楕円形~長楕円形で縁の下半にやや長い斜上する毛が見られ、上半にも短い毛が見られます。両面にもはじめ毛が散生します。根生葉は花期にはない。
花は上部の葉腋に付き、夜に開花し明け方に閉じます。花径は1-1.5cm、淡ピンク、花弁は2深裂し、喉部に付属体が付きます。萼筒は12mm前後の少し膨れた狭筒形で斜上する毛があり、10稜あってうち5つは鋭三角状の萼裂片の先端に達します。
備考
エングラー : ナデシコ科
類似種
ツキミセンノウ : 花は径2.5cm、はじめ淡いピンクだが、後に淡黄色になる。(和種名も学名(S. noctiflora)も本種と紛らわしい)
撮影地
2023.3 千葉市  他

ツキミマンテマ

夜咲きなので、昼間に花は見られない。花は3月から咲き始めるようで、茎は30cm程度まで伸び、多数の蕾を付けていた。 (2019.3 千葉市)

ツキミマンテマ

花は径10-15mm、花弁は半ばまで2深裂。早朝に撮影。 (2019.3 千葉市)

ツキミマンテマ

中部の葉は楕円形。シロバナマンテマに比してしっかりした印象。 節はやや膨らみます。葉の下半の縁には長い毛があり、先に行くに従い短くなっていた。 (2019.3 千葉市)

ツキミマンテマ

早春(2/中)の状態。まだ根生葉が見られ、ヘラ葉状。写真で株の径5-6cmほど。 (2023.3 千葉市)