ウシハコベ Stellaria aquatica

2023.11.4 更新

ウシハコベ

分類
ナデシコ科 ハコベ属
植生環境
開花時期
3-11月 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
4月なってから田んぼのまわりなどでよく目立つハコベ。
丈は20-50cm、茎の下部は地を匍い、よく分枝して、斜めに立ちあがります。上部の茎には腺毛があって、節は紫色になります。葉は卵形~広卵形で先はするどく尖り、基部は円形~浅い心形、上部の葉は茎を抱く。
花は上部に集散状に付き、8-9mm、花弁は2深裂、萼片は同長。花柱が5裂するのがわかりやすい特徴。花が終わると下向きになります。花期はミドリハコベより1月ほど遅い。
備考
エングラー : ナデシコ科
類似種
ミドリハコベ : 花柱3裂、雄しべは4-10個、葉は卵形。
コハコベ : 花柱3裂、雄しべは1-7個、葉は卵形。
撮影地
2020.6 千葉市

ウシハコベ

近所では4月下旬になってから咲き始めるものが多い。葉が大きく、葉脈のシワが目立ちます。茎は赤くなるものも緑のものもあります。 (2020.6 千葉市)


ウシハコベ

花は径8-9mm、花柱の先端が5裂するのが本種の一番確実な見分けポイント。萼や花柄には腺毛が密生。 (2014.5 / 2015.6 千葉市)


ウシハコベ

葉は大き目で、卵形~広い卵形でも先が尖り、下部は有柄、上部は無柄で茎を抱きます。 (2014.4 千葉市)


ウシハコベ

10-11月にも田んぼ周りなどでよく見られる。写真は11月上旬。 (2023.11 千葉市)