オモダカ Sagittaria trifolia
(品種) ホソバオモダカ


オモダカ

分類
オモダカ科 オモダカ属
植生環境
開花時期
8-10月 田 沼 湿地
地域
全国
特記
 -
特徴
葉ははじめは沈水葉で線形、後に下部が2裂した矢尻形で全体に鋭利な三角形で2裂した下部側がやや長く、先端は鋭く尖ります。地下に走出枝を出して増えます。
花は20-80cmの花茎に付き、上部に雄花を下部に雌花をそれぞれ数段ずつ3輪生します。花弁はいずれも3つで8-10mm。
葉の細いものをホソバオモダカと呼びますが、ふつうのオモダカも若い株は葉が細い事が多い。
備考
エングラー : オモダカ科
類似種
アギナシ : 葉の上側裂片が下側2つより長く、先端がやや鈍頭、走出枝を出さない。
撮影地
2013.7 千葉市  他

オモダカ

田んぼでよく見る雑草です。ふつう花序の上部に雄花が輪生、下部に雌花に輪生しますが、時に中間部では混じることもある。 (2020.8 千葉市)


オモダカ

雌花。 (2017.7 千葉市)


オモダカ

雄花。 (2016.7 千葉市)


オモダカ

葉は2つに分かれた側のほうが長く、先が鋭く尖ります。 (2016.7 千葉市)


(品種) ホソバオモダカ f. longiloba

ホソバオモダカ

オモダカも若い株などは葉の細いものもありますが、種内変異として葉が細いもの。ここでは普通の幅のオモダカは見られず、すべてこのように葉の細いものでした。ただし、これもオモダカと同じものとする考えもあります。 (2017.9 新潟県十日町市)