トウゴクヘラオモダカ Alisma rariflorum

2023.7.22 更新

トウゴクヘラオモダカ

分類
オモダカ科 ヘラオモダカ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-9月 湿地 田んぼ
地域
福島以南 以西
特記
絶滅危惧2類
特徴
最下段の枝が2本しか出ないのが特徴のヘラオモダカ。
ヘラオモダカに比して葉は狭長楕円形で葉柄との境が明瞭。花は明らかに大きく、花弁は6-7mmで縁の鋸歯は大きく歯牙状、葯は紫褐色であるところが異なります。
備考
エングラー : オモダカ科
類似種
ヘラオモダカ : 花径が6-7mmと小さく、花弁はほとんど切れ込まない。葯は黄緑色。下部の枝も3本出る。葉身は柄に流れる。
撮影地
2023.7 千葉県

トウゴクヘラオモダカ

下部の枝は2つしか出ないのが特徴の1つ。 (2023.7 千葉県)


トウゴクヘラオモダカ

花はヘラオモダカより2倍以上大きく、花弁の先が歯牙状に裂けるのが違い。裂開前の葯が紫褐色であることも異なる。 (2020.7 / 8 千葉県)


(比較)

トウゴクヘラオモダカ

最下段から出る枝は2本。でも苞は3つあり、1つは空で主茎に沿っていました。


トウゴクヘラオモダカ

葉は狭長楕円形。葉身の基部はくさび形、時に円形で、柄とはっきり区別できる。


(比較)

トウゴクヘラオモダカ

左:本種 右:ヘラオモダカ 花の大きさの差は一目瞭然。少し離れた所にあったヘラオモダカの花を摘んで撮影した。 (2020.7 千葉県)