クロヤツシロラン Gastrodia pubilabiata


クロヤツシロラン

分類
ラン科 オニノヤガラ属
植生環境
山地
開花時期
9-10月 杉林 竹林
地域
関東以西
特記
 -
特徴
腐性のラン。
アキザキヤツシロランと似ていますが、茎が短く2-3cmで、落ち葉に隠れてしまうことも多い。
花色は紫色を帯びた汚褐色、ずい柱は赤味があり、唇弁に毛が見られます。萼は基部で合着します。花が終わると柄が伸びて20cmほどになります。
備考
エングラー : ラン科
類似種
アキザキヤツシロラン : ずい柱に赤みがない。
撮影地
2013.10 千葉県

クロヤツシロラン

多くは落ち葉に半ば埋まっており、これ以上見つけにくい植物があるだろうかというほど、見つけにくい。丈は2-3cmでアキザキヤツシロランより小さい。花は総状に少数付き、汚紫褐色。 (2013.10 千葉県)


クロヤツシロラン

萼3片は基部で合着しています。その中から横に出ているのが側花弁、黒いのが唇弁。ずい柱は赤味があります。 (2013.10 千葉県)


クロヤツシロラン

花が終わると柄が伸びて20cmほどになり、やっと気づくということが多い。これを見つけて翌年に花を探すのが良い。柄の上部が黒ずんでいることなどでもアキザキヤツシロランと見分けられるそうです。 (2017.10 千葉県)