スズムシソウ Liparis japonica


スズムシソウ

分類
ラン科 クモキリソウ属
植生環境
山地
開花時期
4-6月 林内
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は10-20cm、葉は10cm前後の広楕円形で、網状の脈が浮き出し、縁が波立ちます。
花は総状に10個ほど付き、3cmほどの淡紫色、萼片は線形、側花弁は糸状、唇弁は14-17mmの倒卵形で網状脈がはっきりしています。
備考
エングラー : ラン科
類似種
セイタカスズムシソウ : 唇弁は9-12mm
撮影地
2012.5 神奈川県  他

スズムシソウ

半透明の唇弁がスズムシの羽に似ていて、赤い筋が透けて見えることが名の由来。 (2017.5 青森県)


スズムシソウ

唇弁は丸くて大きく、上に伸びるのは上萼片、側花弁は糸状。それよりやや太い線形のものは萼片。髄柱は露出しており、その下にある赤い部分は子房。 (2017.5 青森県)


スズムシソウ

葉は多くは2枚、根生状に付き、葉の縁は波立って不規則な鋸歯が見られます。 (2012.5 神奈川県)