ベニバナセンブリ

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リンドウ科 Gentianaceae
丈は30-80cm程度、花期にも根生葉が残ります。茎葉は楕円形~長楕円形で先は丸く、茎をやや抱きます。
花序は散房状のような姿に見える2出集散状に付き、花径10-11mm、花冠裂片は狭卵形、萼片が花冠筒部の半分以下。
良く似たハナハマセンブリは、側枝の花が高い位置で咲き、散房状のような姿に見えない。

 

2015.7.29 更新
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  • 葉2
  • 葉3

ベニバナセンブリ-全体

海岸付近の汽水域と思われる沼地の周囲の湿った草地に点在していました。
(2012.7 青森県六ヶ所村)

ベニバナセンブリ-全体2

(2015.6 青森県六ヶ所村)


ベニバナセンブリ-全体

折からの強風に煽られても、しなやかに倒れて風を逃がしていました。
(2014.7 青森県六ヶ所村)

ベニバナセンブリ-花
花は2出集散状に付きますが、ほぼ同じ高さで揃って散房状のよう。
ハナハマセンブリ
は側枝の花が真っ直ぐ伸びる茎の花より常に高い位置で咲く傾向。(2014.7 青森県六カ所村)

ベニバナセンブリ-花2

花冠は10-11mmほどとハナハマセンブリより少し大きく、花冠裂片は狭卵形でハナハマセンブリはより幅が広い。花色はやや淡いように感じる。(2015.6 青森県六ヶ所村)

ベニバナセンブリ-花3

萼裂片は花冠筒部の1/3程度と言われますが、咲き始めの頃は花冠が短いのか、
1/2以上に見えるものも多く見られました。(2016.6 青森県六ヶ所村)

ベニバナセンブリ-花4

花柱は2裂し楕円状、葯は裂開すると螺旋状になっていました。
(2016.6 青森県六ヶ所村)

ベニバナセンブリ-葉

茎葉は楕円形~長楕円形。
(2012.7 青森県六ヶ所村)

ベニバナセンブリ-葉2

普通、根生葉は花期にも残りますが、湿性の場所などのものは
失われているものも多々見かけました。(2016.6 青森県六ヶ所村)

ベニバナセンブリ-葉2

茎葉にも根生葉にも、葉脈が3-5本はっきりしています。
(2014.7 青森県六ヶ所村)

ベニバナセンブリ-茎

葉は茎を抱きます。その結果、葉腋の上下で、稜間の幅が異なるように見えます。
(2014.7 青森県六ヶ所村)